未明の本棚R
マイナーだっていいじゃない。小説漫画ゲームなどなど感想。
2011
あ、この表紙って合わせるとひとの顔になるのか。
外文(海外文学)はほとんど読まない私ですが、今回はとある事情から手に取りました。
すなわち「帯:梅原大吾」。
最近、趣味に「e-sport観戦」が加わった私が釣られるには十分な要素でした。
※梅原さんはスーパーストリートファイター4AEなどで活躍しているプロゲーマー
帯に釣られてよかったこと悪かったことありますが、まあ今回は梅原大吾の名前に素直に釣られました。
内容はこちらで確認。
上巻あらすじ
下巻あらすじ
感想は、実に一言で申し上げるのはかなり難しい。
下巻の半分ぐらいまではすごく面白くて一気に読んでしまいました。
良くも悪くもハリウッド映画的な物語構造もよかったです。
ちょっとした進まないロマンスがあったりするところとかね(※本筋には大して関係ない)
ただ、いかんせんオチが、なあ……。
オチまで含めてハリウッド映画っぽかったけども。
上巻を読み始めた頃に思い描いたエンディングとは見当違いのところにオチがついていて、かなり戸惑いました。
詳しくは「ネタバレを読む」に収納するのでそちらへ。
たまにあることですが、□□ジャンルの話だと思ってたら実は××ジャンルだった、という残念な読書を今回してしまったので、少々評価に迷います。
あとこれ映画化権をすでに取得されてるとか訳者さんのあとがきに書いてあったんですけど、あのその大丈夫ですか。
映画にすると映えるのは間違いないんだけども。
さて、ネタバレを含む感想です。
私はこの物語、ピート・セベック主任刑事とジョン・ロスがデーモンに立ち向かって、最終的にデーモンを退けるのだと思ってたんですが、まずそれが間違いでした。
下巻のあらすじに「天才博士は新たな文明を生み出すつもりなのか」とあり、どうしてこうなったと思わないでもないのですがつまりこれが本筋なのでした。
そもそも主人公はデーモンひいてはマシュー・ソボルでしかあり得なかった。
これってだから、パニック小説だったんだよね。
そういうわけでエンディングはエンディングだったわけですが誰一人としてまともなオチが付いていなかったっというか、これ続編出るよ、ね?
みたいなそんな最後の一行。
読み込みが甘くて理解が追いついてないところとかあったんですけど、それにしても第三部はかなり置いていかれた感が半端なかった。
ちゃんと踏まえた上で読めば最後まで楽しめたんだろうか。
まあ、普段読まないジャンルの本を読めたいい機会でした。
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いまだに中二病くさいものが好き。
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