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未明の本棚R

マイナーだっていいじゃない。小説漫画ゲームなどなど感想。

   2024

0517
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   2011

0621


軽くさくっと読めるSFが読みたいなあ、と思いまして悩んだ末にアンソロジーを手に取ってみました。
著者は秋山瑞人、沖方丁、海猫沢めろん、桜坂洋、新城カズマ、西島大介、長谷敏司、元長柾木(五十音順)。
かなりいろんなテイストの物語が揃っていて、飽きることなく読めました。

個別に感想を、以下は掲載順。


・沖方丁
かの有名なマルドゥック・スクランブル の外伝、あるいは前日譚になるのかな。
沖方さんはデビュー作の黒い季節 を読んであまりピンとこなかったので避けてたのですが、これは面白かった。
こういう外連味ある文章をなんと表現したらいいのかな。
ハリウッド的? 冒険小説?
漫画ブラックラグーンも同じような言い回しをしてるけど。
マルドゥック本編も読んでみたい。
ウフコックがとても気に入った。

・新城カズマ
物語の構成とかあまりよく理解してないんですが、大変よい百合だったと認識しております。
サマー/タイム/トラベラー と一部接地してるということで、そちらは以前から気になっていたタイトルなので是非手に取りたいです。

・桜坂洋
今回一番面白かったです。
桜坂さんはAll You Need Is Kill がピンと(以下略
スラムオンライン という物語の後日談だそうで、これは是非とも読んでみたい、と思ったし、これ単品でも非常に面白かった。
しかし青春格闘ゲーム小説ってすごいジャンルだな。
最近格闘ゲームをたしなむようになったので、より楽しめるだろうか。

・元長柾木
好みといえばこれが一番好みでしたが。
SFというよりは学園異能系、ファンタジーよりな感じがしました。
ネタバレを含む感想を「続き」に収納します。

・西島大介
唯一のコミック。
短編ながらとてもえぐくて濃い世界が描かれてる。
絵柄かわいいのになあ。

・海猫沢めろん
すごくとらえどころがないけど扱ってるものはガチ。
文体はライトノベルっぽいのにガチ。
このひと他にどんなもの書いてるんだろう。

・長谷敏司
一番SF小説らしいSF小説という印象。
興味深い内容で、余韻の残る結末。

・秋山瑞人
イリヤの空、UFOの夏 がトラウマな著者。
大空が世界のすべてで、そこで生きる戦闘機と格納されているミサイルの会話が主体。
世界観が大層素晴らしいのだけど、昏い雰囲気が漂ってる。


というわけで半数は関連書や他の著書が気になったので、入りとしてはいい感じなんじゃないかしら。
とても満足度が高かったです。

あと元長さんのネタバレ付き感想↓


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   2011

0616



えーと、何冊目のバッカノになりますか。
今回はアニメバッカーノのDVD初回特典として付いていたものを文庫化。
DVDは手が出なかったので正直ありがたいです。
それにしても女っ気のない表紙。

女っ気がないのはまあ表紙だけじゃなくて中身もなんだけど。

巻頭にアイザックとミリアがいて喜んだのはつかの間だったなー。
しかしかれらは出番は少しでも存在感あるんで、割と満足です。
巻頭のセーラーなアイザックとミリア超かわいい。
ていうかアイザックとミリア超かわいい。

メインになってるのはグラハムとエルマーってことでよろしいのかしら。
とりあえずこのふたりが一緒だといろいろと最強だ。

どうやら今回は終盤までの繋ぎの巻らしく、これを踏まえた上で出てくる今後の物語が楽しみです。
というかあと3作で一段落らしく。
そうかー、ついにそこまできたのか。
割と初期から読んでるので感慨深い。
とりあえず次はデュラらしいです。
先生、その次は私そろそろ5656が読みたいです。

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   2011

0613


熱で変化する特殊な表紙です。
息を吹きかけたぐらいではなかなか変わらず、指でこすったらヒトガタのところが変わりました。
うん、でも出てくる物が非常にアレなものなので、ご注意。
ていうかそのものが中表紙にいたのだった。

今回は待望の安原さん登場回。
安原さんが好きすぎる。
ぼーさんと安原さんの会話が非常によいです。
あんだけ怖いのにここは本当にほのぼのしていらっしゃる。

ほのぼのとは真逆、今まであまり出番のなかったリンさんも今回はご活躍。
リンさんもかっこいいよねー。


残り3冊かあ。
漫画版も読み返したいのだけど、どうせなら小説を新鮮な気持ちで読みたいので、刊行が終わるまで我慢かなー。
ところで悪霊の棲む家も漫画化&新装版出ませんかね。


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   2011

0611


東京バンドワゴンシリーズ第六弾。
ちょうど1年ぶりぐらいですか。 

今回もあれやこれやてんやわんや、でもどれもこれも治まるところに治まって、思わず目を細める大団円。
いろいろありましたが子ども達の成長が何よりも嬉しかった1冊でした。
花陽ちゃんと研人はこれからもっと難しい年頃になりますし、今後が一番楽しみです。
藤島さんも一段落したみたいだし。
あとは我南人さんかあ。
あそこは本当にどうなるんだろうね。
池沢さんって正直一番何考えてるかわからない。

ところでホームドラマも大いによいのですが、そろそろ個別にスポットをあてた、具体的に言うと紺亜美さん夫婦とか青すずみさん夫婦のお話なんかも読んでみたいですね。
もっとこう、ラブをね。
いやLoveであふれた物語なんだけど東京バンドワゴンって。

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   2011

0610


初回限定版の在庫は潤沢なようですね。
私も予約なしで店頭で直接買った口ですけども。

えーと、4年ぶりなんだっけか。
もう前回の内容なんて忘れたわ。
それゆえに前巻をきっちり読み直してそのまま新刊を読めたのはよかったです。
だいたいうろ覚えのまま読み続けるから……。

とりあえず今回はもう古泉回だったと思うのですよ。
今までなかなか当事者になれなかった古泉がちゃんと本筋に絡んでる……!
おまけに別な一面が見られたりなんかして、古泉好きには本当にたまらない1冊でした。
あと佐々木のくどさが古泉を彷彿させて古泉がふたりいるみたいだったよ……。
佐々木のあれは最初読んでたときはあまり深く気にしなかったのだけど、今読むと結構ツライ。
あれもハルヒとは別ベクトルの若さゆえのなんちゃらだと思うんだけど。
それゆえか。
ハルヒも佐々木も若さとか青春とかなんかそんな感じのものが内側からあふれ出ていて見ていてツライわー。
私も年食ったなー。

あとは何かというと出てきたがりな危険人物(宇宙製)と国木田と鶴屋さんが見所か。
国木田は本当にダークホースだったなあ。
何あの秘めたる思い。
うっかり今回の最萌ポイントが国木田だよ……。

限定小冊子は佐々木推し。
佐々木はこの先また登場したりするんでしょうかね。
こんだけ盛り上げてったんだから、また登場しそうな気がしますが、そもそも次の巻ってのは、どうなるんですかね。
まあ、のんびり楽しみにしてます。


そういや原作イラストで古泉が目を開いてるのって初めて見たかも。


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   2011

0609


荻原さんはカラス好きだなー、と表紙を見て改めて思ったり。

1年ぶりかな?
RDGの最新刊。
夏休み後半戦になるかと思ったらそこはさくっと流して文化祭準備。
泉水子は本当に自己主張できるようになりましたね。
もう立派な荻原ヒロインだわ。
1巻のときは大丈夫かしらと思ったものだけど。
しかし深行かあ。
深行なあ、どうなのかしら。
もっと深行サイドを読みたいですね。
次回どうにかなるかな。
にしても生徒会のオタク系会話が痛々しい。
あ、でも西魔女のアデイルとかあれだったしね……。


今回「物語はクライマックス」とあってなおかつ5巻が飽き発売予定と異例の早さからすると、全5巻なんですかね。
まあ、番外編の可能性もあると思いますが。
西魔女がそうでしたもんね。

それはそうと書き下ろし小説入り小冊子が抽選とか……どうしたもんか。

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   2011

0608


全3巻、お疲れ様でした。
ここにきてまさか表紙のツェドカに一目惚れするとか。
眼帯長髪って破壊力高すぎる……。


基本的に同じ時空をそれぞれ別の視点から繰り返し書いていて、少しずつ先へ進んでいくので最終巻はだいぶ太かったです。
1巻より50ページぐらい増えてた。

最終章で明かされる残酷な真実に胸締め付けられる。
この物語はたくさんの犠牲の上に成り立っていたけれど、そのどれもが納得ずくだというのがまた切ない。
これを背負って立つのは、重いだろうなあ。
願わくは、この夢利きが一助となりますように。


心残りがあるとすればやっぱりアーディンなのですが、まあどうしようもないよね。
幸せになってほしいのに。
まあ、それは1巻の時点ですでにアーディン自身が諦めていたことだからどうしようもないんだけど。

トバイットはじめケナファ騎士団に関しては、ヨリモバで連載しているサイドストーリーで今しばらくお付き合いできるようですが。
これはいずれ一冊にまとまってくれるんですよ、ね?
この間、ケータイをスマホに変えてしまったので読む手段がないんですよね……。


あとがきに少しだけ次回作のことが載っていたので、楽しみに待ちたいと思います。



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プロフィール
HN:
ミメイ
性別:
女性
自己紹介:
元書店員、秋田在住主婦。
いまだに中二病くさいものが好き。

T&Bにハマりました。
折紙さんとキッドさんに夢中です。

◆ゲームプレイ日記
http://4696controller.blog9.fc2.com/
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